超美人のお姫様への求婚譚。3つの謎を解ければ結婚解けなければ斬首という残酷なお姫様。一目惚れした亡国の王子が挑戦してまさかの勝利。よせばいいのに姫に出した王子の謎。王子を勝たせるためその名を知る女奴隷は自ら命を絶ち、彼女によって愛を初めて知った姫は王子の愛を受け入れる…ってわけわかんない話。
北京の街は大騒ぎ。また今夜も無謀にも姫に求婚の謎解きを挑んで負けたペルシャの王子の処刑が告げられる。あまりに若く美しいその若者を惜しんで許しを請う人の中に亡国の王子が。人ごみの中、国の滅亡と共に逃れ、盲いた父王と、王を助けてきた女奴隷リューと再会する。喜びを分かつ間も無く、かいま見た姫の美しさに、求婚のドラを鳴らすのであった。
ピン、ポン、パンと三人そろった大臣たち、姫に求婚して失敗、処刑されることにはもううんざり。けれどドラがなったからには準備をせねばなりません。皇帝の前で姫への求婚をした若者の前に姫が登場します。 あまりの美しさに見とれる間も無く、姫は不吉な物語とともに謎を出します。なんと、王子はあっさりと3つの謎を解いてしまいます。
さあ大変。姫は求婚を受けなければなりません。冗談じゃない!私は神聖な皇帝の娘とわめき立ててももう遅い。いえ…、勝者の驕りか、ついつい姫に逆の謎を出して逃げ道をつくってまでやります。私の名を当ててみせろと。
姫は必死です。北京中は眠ることを許されません。王子の名前をどうにかして突き止めないと全員が処刑されてしまいます(んなこと有り得る??)誰かが王子が話していた父王とリューを見つけ出してしまいます。 きっとこいつらなら知っています。そう、リューは私だけが知っていると王を庇います。そして王子の前、リューは愛ゆえに口を閉じるといって自殺します。
姫はリューの自殺に衝撃を受け、愛に目覚め、王子を受け入れます。王子は命を姫に捧げると自分の名を告げます。韃靼の失われた王子、カラフであると。姫は王子の名が分かったと皆を呼び集め、皇帝の前に立ち、彼の名は「愛」だと告げます。全ての民の祝福の中、皇帝によって二人の婚礼が認められます。
トゥーランドット: 蝶々夫人/ラ・ボエーム
【手っ取り早く】トゥーランドットをざっくり予習するとしたら、里中満智子先生描くコミックがあります。 「中公文庫-漫画名作オペラ(5)」で、なんと、トゥーランドット、蝶々夫人、ラ・ボエームという、プッチー二の代表的な作品を網羅していますので、とりあえずこちらがあれば!