愛の妙薬《見どころ・聴きどころ》
まず、愛の妙薬の特徴といえば、なんと入っても登場人物が「一般のどこにでもいるような、そこら辺の村にいる人々にごくごく稀に起こるちょっとした出来事」ということでしょうか。
まず、愛の妙薬の特徴といえば、なんと入っても登場人物が「一般のどこにでもいるような、そこら辺の村にいる人々にごくごく稀に起こるちょっとした出来事」ということでしょうか。
第一幕 バスク地方のとある小さな村。刈り入れ作業を一休みしている農民たちの合唱(ジャンネッタが合唱ソロを歌う)。彼らとは少し離れたところで、村一番の美人で文字も読めると評判の裕福な家庭の娘アディーナがひとり本を読んでいる。農民たちに混じって、ネモリーノがアディーナの様子を伺いながら登場する。
オペラ『愛の妙薬』とは、純朴な若者が村で一番可愛いけれどいじっぱりな娘に恋をして、怪しい旅の薬売りが売った偽の「愛の妙薬」のおかげ(?)でハッピーエンドを迎えるという楽しいお話
《超ざっくりいうと》未来を夢見る若者たちの群像劇。もちろんいつだって金欠なので、家賃や飲食代踏み倒すのも朝飯前。ある日、画家マルチェッロの家に転がり込んでいる詩人ロドルフォは、肺を病んでいるミミというあだ名をもつ可愛らしいお針子の娘と知り合い恋に落ちるが、どうしようもない貧しさのせいで一旦は別れ、ミミは裕福な子爵の庇護の下に入るが、結局最期はロドルフォの腕の中でと戻ってきて息絶える。
《トゥーランドットあらすじ:超ざっくりいうと》 超美人のお姫様への求婚譚。3つの謎を解ければ結婚解けなければ斬首という残酷なお姫様。一目惚れした亡国の王子が挑戦してまさかの勝利。よせばいいのに姫に出した王子の謎。王子を勝たせるためその名を知る女奴隷は自ら命を絶ち、彼女によって愛を初めて知った姫は王子の愛を受け入れる
ドゥミ・モンドに生きる肺病を患うヴィオレッタがふとした気まぐれで恋に落ちた田舎の青年アルフレードのお坊ちゃんらしい面倒くさい性格のせいで全てを失うけれど、真実の愛のもとで生き絶えるというちょっと夢のお話。