【Traviata:Vol.1】ドゥミ・モンドのこと
ドゥミ・モンド。なんとなくお洒落で素敵な世界のようですが、意味は「半社交界」 いったい何が半分な社交界なんでしょう。フランス革命と産業革命を経たフランスの貴族社会は、従来の土地を基準とした貴族の大没落大会から転換が始まりました。
ドゥミ・モンド。なんとなくお洒落で素敵な世界のようですが、意味は「半社交界」 いったい何が半分な社交界なんでしょう。フランス革命と産業革命を経たフランスの貴族社会は、従来の土地を基準とした貴族の大没落大会から転換が始まりました。
JシュトラウスIIの傑作オペレッタ。「こうもり」原作ではパリのクリスマスが舞台でした。 それがいつの間にか大晦日の大騒ぎになったのにはちょっとした秘密があったのです。
舞台になった、カフェ・モミュスなんですが、実はThomasBoysという画家がスケッチを残しています。 ケンブリッジ・オペラ・ハンドブックの表紙にスケッチの一部が使われているので、記憶にある方もいらっしゃるかもしれないですね。
アンリ・ミュルジェール作、『ボヘミアン生活の情景(ScenesdelaViedeBoheme)』が原作です。戯曲としては1849年、小説としては1851年に出版されました。ちょうど王政が廃止され、第二帝政が始まるまでのはかない第二共和制の時代に出版された本です。 そして、1822年生まれのミュルジェールの自伝的青春小説で、登場人物もみな、実在のミュルジェールの友たちがモデルになっているよ……
ボエームの舞台背景はまあ、せいぜいが1830年代中頃まで。つまり1830年から1835年頃と見るのがよさそうです。 お話は文無しの若者たちと、貧しいけれど心根の優しい娘たちの一瞬のきらめくような愛と死を描いたとてもロマンチックなお話ですけれど、この当時のフランスって、実のところ、とんでもないことになっているんです。ここんところは押さえておきましょうか。
トゥーランドットのヒーロー、テノール役には「カラフ」とキャスト表には書いてあります。そう、観客もたいてい王子様役のこと、カラフと呼んでいますよね。 ところが!スコアにはずーーーっと「カラフ」とは書かれていません。
数年前、とあるところの連絡用のメールに軽い気持ちでちょっと前に教わったばかりのTURANDOTについての小ネタを書いたのだけれど、思いのほかにこれがウケたので同じようなネタを集めて書く様になってしまった。